先週の競馬

いつもは藤田菜七子騎手から入るのですが、今回はラニからいきましょう。

「ラニ?ラニってナニ?」

ラニは松永幹夫厩舎所属の競走馬で、3月にドバイで行われたUAEダービーを勝ち、そこからアメリカに直行し、ケンタッキーダービー、プリークネスS、ベルモントSの三冠レースに挑みました。

ケンタッキーダービーは馬場状態にも泣かされ9着でしたが、続くプリークネスSでは5着に入り、そして去る6月12日に行われたベルモントSで中団から直線で猛烈な追い上げを見せて3着。

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地元の人だけでなく、日本の競馬ファンもこの結果には驚いたのではないでしょうか。

しかし、鞍上の武豊騎手は「いいレースでした。直線を向いて勝利を意識する瞬間があったほどで、悔しい気持ちも感じています」とラニの健闘を称えつつも、悔しさが後から付いてきているようでした。

タフなことで有名なアメリカの三冠レース全てに出走し、着順を9、5、3着と押し上げたラニは立派ですねぇ。

なんでも、他の馬(人の場合も)が近付くと噛んだり、蹴ったり、吠えたりするそうです。

いななきじゃなくて、吠えるのだそうです。

その様を見たアメリカの記者から、「Godzilla(ゴジラ)」と言うニックネームを頂いたそうです。

こんな馬、扱いを間違えたら単なる“キ○○イ馬”ですよ。

でも、その気性の強さを良い方向むけることに成功したわけですからね。

陣営の努力と、技術と、信念に感服します。

また、ラニは日本では3戦目で初勝利を挙げたあと、カトレア賞を連勝したわけですが、続くヒヤシンスSでは5着でしたから、よほど競馬が好きな人じゃないと記憶に残っていないのではないかと思います。

僕も正直、ラニはドバイに何しに行くのだろう?他の出走馬の調教相手か、話し相手なぁ…なんて思っていました。

そんなラニに対し、松永幹夫調教師は「僕はドバイとアメリカでは勝てるんじゃないかと思っているんですよ」と話していたそうですから、馬の能力を見極める才覚があるのでしょう。

松永幹夫さんと言えば、騎手時代はミッキーの愛称で親しまれたアイドル騎手で、イソノルーブル、ヘブンリーロマンス、キョウエイマーチと言った牝馬での活躍が印象深いのですが、ラニのような猛獣の扱いも上手なんですね。

さぁ、そして現在のアイドル騎手・藤田菜七子騎手はと言うと、東京競馬場で土曜日2鞍、日曜日5鞍の騎乗機会がありましたが、残念ながら勝ち星を挙げることはできませんでした。

しかし、日曜日の9R『小金井特別』ではJRA初勝利を挙げた時に騎乗していたサニーデイズで3着。

好スタートから前走はハナに行って失速しましたが、今回は3~4番手に控えて直線伸ばして見せ場十分の競馬を見せてくれました。

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今週は14日にデビューの地・川崎競馬場での騎乗が予定されているとのことですから、3カ月の経験の成果を見せてくれるのではないでしょうか。

期待しましょう。

重賞レースは東西で1鞍ずつ行われ、阪神では『マーメイドS(牝G3)』が行われ、ゴール前では1着から5着までクビ差で並ぶハンデ戦らしい接戦になりました。

そんな中で勝負強さを発揮したのはリラヴァティでした。

鞍上の松若風馬騎手は昨年の小倉記念でのアズマシャトルに次いで重賞2勝目。

この騎手はまだまだ勝ち星を重ねていきますので、注目していて下さい。

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東京の『エプソムC(G3)』は昨年の桜花賞(9着)、オークス(2着)で1番人気に推されたルージュバックが、1年4カ月振りの勝利。

これで馬主のキャロットファームはリラヴァティに続いて重賞連勝となりました。

正直、見た目には余り良くは見えませんでしたが、余計なこと言わなくて良かったです(笑)。

マイネルミラノが前半5F60・4秒のスローペースに持ち込み、直線に向いた時には「あぁ、このまま逃げ切るかな」と思われましたが、中団からルージュバックが凄い脚で伸びて来ました。

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ただ、負けはしましたが、2着のフルーキーも頑張りました。

ルージュバックが斤量54キロなのに対し、フルーキーは58キロですからね。

ルージュバックは復活をアピールできたし、フルーキーもこれで18戦して掲示板(5着以内)を外したのは菊花賞の6着のみと言う堅実振りをここでも発揮。

2頭とも今後の活躍が楽しみです。

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