先週の競馬

藤田菜七子騎手は春開催の最終週を迎えた東京競馬場で土曜日5鞍、日曜日6鞍に騎乗。

土曜日の1Rは前走新馬戦で騎乗したパトリヨティスムとのコンビで挑み、今回もいいところなく10着に敗れましたが、前走よりは幾らか気持ちが前に向いているようでした。

まだまだ勝機は先だと思いますが、是非ともこのコンビで一緒に成長していってくれたらいいですね。

2Rノーズアイリップス14着、5Rジューン15着のあと、6Rブライトピスケスで2着。

1番人気戸崎騎手のデルマチカラにはやや離されてしまいましたが、この馬の力はしっかり出し切ったいい騎乗だったと思います。

ただ、7Rのラミアカーサは後方から伸びきれず残念ながら8着まで。

前走、先行して結果が出なかったので、後方からのレースを選択したのは恐らく厩舎側からの指示でしょうが、直線思いのほか伸びてくれませんでしたねぇ…。

日曜日は2Rのミヤコノアバランチで、最内好位から直線抜け出しを図る競馬で5着に入り見せ場を作ってくれました。

二桁着順の多い同馬を入着まで持ってきたのは立派だと思います。

7Rのカゼノトビラは久々の芝でしたが、行きっぷりはダートよりも良いように見えました。

着順こそは10着ですが、それほど負けていませんし、暖かい時期の方が力を発揮するタイプなので次は一変あるかも知れませんね。

続く8Rではサンタナブルーで2着。

道中は勝ったスモーダリングと並んで中団馬群の後ろを追走し、4コーナーの溜め具合はこちらが上にも見えましたが、そこは地力の違いですね。

それでも最後までしっかり差を詰めたし、「勝たせてやれよー」と言いたいところですが、スモーダリングの伴啓太騎手も今年デビュー4年目で、これで今季4勝目で藤田騎手に並ぶことができました。

みんなが活躍できればいいんですがね、お手々繋いで並んでゴールする徒競走なんて誰も見たかない。

厳しいからこそ精進できるのでしょうし、応援のし甲斐もあるというものです。

藤田騎手、伴騎手、頑張って下さい。

土曜日の東京メイン『東京ジャンプS(JG3)』はオジュウチョウサンが、人気に応えて快勝。

少し行きたがる処のある馬ですが、鞍上の石神騎手がその辺はしっかりと手の内に入れているようで、中団で巧く脚を溜めることができました。

直線で抜け出すのが早くて心配しましたが、十分凌げるだけの手応えはあったようです。

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そして、春競馬のフィナーレを飾る『宝塚記念(G3)』が行われ、牝馬マリアライトが勝ったわけですが、まずはゴール後デムーロ騎手が下馬したドゥラメンテが心配ですねぇ。

後方から直線、懸命に追い上げ2着したまではよかったですが、ゴール後、左前脚を滑らせてしまったようで、即座にデムーロ騎手が下馬し、ドゥラメンテは馬運車により診療所に運ばれ、“左前肢ハ行”ということです。

ハ行というのは、歩様に異常が見られる状態であり、骨折のように命に関わるような怪我ではありません。

ただ、その一方で原因がはっきりしないこともあり、完治にはかなりの時間を要する場合があります。

いずれにせよ、フランスの凱旋門賞を目指す計画のあった陣営にとっては、夢が夢に変わった瞬間でした。

それを物語っているのが、デムーロ騎手のこの姿です。

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しかし、18年前にこのレースを勝ち、世界一速く走る能力を持ちながら、その血を後世に伝えることすらできなかった馬もいますからね、まずは大事に至らなくて良かったと思いましょう。

勝ちましたマリアライトは、スイープトウショウ以来11年振りの牝馬での優勝となりました。

道中は中団の外目、本当にいいポジションを取り、ペース判断も素晴らしかったと思います。

強風の中で行われた今年の皐月賞でも、落ち着いた騎乗でディーマジェスティをエスコートした蛯名騎手、さすがですね。

前半1000m通過がやや重で59.1秒ですから、単純に数字だけを見たらハイペースになりますが、ペースを作っているのがキタサンブラックですから、タイミングを間違えたらそのまま押し切られてしまうし、早めに捉えたら後ろから来るドゥラメンテに差されてしまう危険性のある、非常に難しい競馬だったと思います。

そして、最後の勝利ジョッキーインタビューも素晴らしかった。

「これでいい形で夏競馬に入っていける。でも皆さん、(キタサンブラックのオーナー)北島(三郎)さんの歌が聞けなくて、申し訳ありませんでした」

そのキタサンブラックは他馬を牽制しながら、理想的な形でハナに立ちましたが、ペースは馬場状態を考えるとかなり速めだったといっていいと思います。

しかも、このペースでありながら、ピッタリくっついて来られ、くっついて来たのが大阪杯でキタサンブラックを下しているアンビシャス、ワンアンドオンリー、トーホウジャッカルは一昨年のダービー馬と菊花賞馬。

ついでにいえばアンビシャスの鞍上は横山典弘騎手ですからね、武豊騎手にしたら勘弁してくれよ、という感じだったかも知れません。

しかし、結局キタサンブラックを追いかけたワンアンドオンリー、トーホウジャッカル、アンビシャスはそれぞれ14,15,16着。

キタサンブラックは最後までバテることなく差のない3着ですから、一番強い競馬をしたと思います。

強い先行馬というのは、レースを内容濃いものにしてくれますからね。

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