先週の競馬

開催替わりで主戦場を東京競馬場に移した今週の藤田菜七子騎手は、土曜日は3鞍に騎乗し、3Rコロリアージュは中団から直線で徐々に後退し11着。

注目の5Rプリンセスナナコも後方のままいいところなく17着。

レース後、藤田騎手は「本当にまじめにしっかり走ってくれた。(やや重の馬場に)脚をとられていたし、ダートが合っているかもしれない。一回使ってこれからに期待したいです」とのコメントを残しています。

20161008-00000091-nksports-000-4-view

8Rは6月に同条件で2着しているサンタナブルーということで、期待を集めました。

中団から直線で馬群を捌いて残り50mで先頭に立ったのですが、ララパルーザにつかまり2着。

ララパルーザは中央ではいいところがなかったのですが、脚抜きのいいダートがはまった印象です。

サンタナブルーも次辺りは勝機でしょう。

日曜日の1Rはベニノシリウスでダート1300mの未勝利戦に挑み、藤田騎手にしては珍しく好位でレースを進めましたが、直線全く伸びず殿負け。

2Rのアカイバラも後方のまま14着。

しかし、6Rラミアカーサで臨んだ500万クラスのダート1400mで、中団から直線の激しい叩き合いを制し、5月28日以来のJRA5勝目を挙げました!

20161009-00000539-sanspo-000-1-view

いやぁ、良かったですねぇ。

前日のサンタナブルーのレースを見ていて、少しツキにも見放されている感じがあったのですが、この勝利で流れが変わるでしょう。

ちなみにハナ差の2着に敗れたペルルクロシュは、ララパルーザでクビ差サンタナブルーを退けた柴山雄一騎手が騎乗していました。

変則開催の月曜日は1Rにセブンハーバーで12着でした。

このレースではハッピーパーティーという馬が出走して6着だったんですが、鞍上の野中悠太郞騎手は藤田騎手の兄弟子になるんですが、騎乗フォームもよく似ていますね。

土曜日の東京メインは『サウジアラビアロイヤルカップ(2歳G3)』でしたが、聞き覚えがないと思ったら、前身は『いちょうステークス』なんですね。

1番人気のクライムメジャーは初戦同様幼さの残るレースで3着でした。

2着のダンビュライトは直線半ばで、大きく内に寄れて後続馬の進路を妨害してしまいました。

鞍上のルメール騎手はステッキを左に持ち替え、右手で外に進路を取るように矯正しようとしましたが、顔だけ外に向けて身体は内に切れ込んでいきましたからね。

今後もこの馬に騎乗するジョッキーはもちろん、一緒のレースで走る他のジョッキーもこの癖を認識しておく必要があるでしょうね。

そして、勝ったブレスジャーニーは道中は後方からでしたが、僕の目には少し馬場を気にしているように見えました。

それでも、直線で追い出されてからの伸びは素晴らしく、このメンバーではちょっと格が違った印象です。

20161008-00000108-nksports-000-6-view

ただ、ブレスジャーニーを生産した北海道新冠町の競優牧場は、経営難のため破産申請の手続きが取られているのですが、今年2月には牧場内で当時1歳だった競走馬2頭が射殺され、7月に元経営者が逮捕されています。

動物愛護法違反および銃刀法違反の罪に問われ、7日には元経営者に懲役1年、執行猶予4年の判決が言い渡されたばかりでした。

ブレスジャーニーのさらなる活躍を期待するとともに、彼の姿に自分のしたことを恥じて頂きたいですね。

日曜日の東京メイン『毎日王冠(G2)』は、紅一点のルージュバックが後方2番手から、直線長くいい脚を使い見事1番人気に応えました。

ルージュバックはこれでキャリア5勝目になるわけですが、全てが男馬相手ということになります。

20161009-00000004-kiba-000-3-view

一方、桜花賞9着、オークス2着、エリザベス女王杯4着、中山牝馬S2着、ヴィクトリアマイル5着と、女馬同士では5戦全敗。

非常に珍しいタイプですね。

逆はよくあるんですよ。

女馬同士で強い競馬をして、「これなら男馬相手でも十分にやれるな」と思っていても、男馬に混じったら急にしおらしくなっちゃうの。

…これ、多分、ルージュバックが男馬に強いんじゃなくて、男馬がルージュバックに弱いんでしょうね。

人間だったら、どんな娘なんだろう…。

que-1065720350

こんなんだったら、何百回でもKOされたいですね(笑)。

そして、月曜日に京都競馬場で行われた『京都大賞典(G2)』は、北島三郎さんがオーナーであることでもお馴染みのキタサンブラックが1番人気に応えて勝利しました。

20161010-00000531-sanspo-000-7-view

これで12戦して7勝目を挙げた訳ですが、3着以下は日本ダービー(G1)の1回のみ。

にもかかわらず、これが初めての1番人気だったんですね。

まぁ、勝ち方がいつも地味ですからね。

今回も2番手から直線で抜け出して、ゴール前アドマイヤデウスにクビ差まで詰め寄られながらの勝利。

天皇賞(春・G1)はカレンミロティックにハナ差、菊花賞(G1)はリアルスティールにクビ差、セントライト記念(G2)はミュゼエイリアンに3/4馬身差、スプリングステークス(G2)はリアルスティールにクビ差と、勝ったレースはどれもギリギリ。

そんなこともあり、「強い!」という印象を与えないのでしょう。

しかし、オールドファンの間では今も“史上最強”と信じて疑わない方も多いことでしょう5冠馬シンザンも、わずかな着差で勝ち続けてきたことは有名ですね。

シンザンの生涯成績は19戦15勝2着4回だったわけですが、これには及ばないまでも、キタサンブラックの堅実さも特筆すべきものがありますね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です