先週の競馬

先週の藤田菜七子騎手は、13日(日本時間14日未明)にアラブ首長国連邦のアブダビ競馬場で行われた『ワールドレディースチャンピオンシップ』に参戦し、純血アラブのエーエフアルヘイザールでレース序盤は好位集団に取り付いていましたが、直線力尽きて15頭立ての7着でした。

藤田騎手のコメントは以下の通りです。

「スタートはよかったのですが、3コーナーあたりで手応えが怪しくなってしまいました。悔しいですが、この経験を生かしてJRAでも頑張りたいですし、海外初勝利も目指して頑張ります」

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そして、日本に帰ってきた翌日から調教に騎乗したということで、いつもの景色も違って見えたのではないでしょうか。

週末は土日とも福島競馬場で、土曜日5鞍、日曜日3鞍に騎乗。

まずは日曜日。

2R(500万ダート1700m)のネイチャーポイント。

このクラスは10、7、4着と着順を上げてきていただけに期待も大きかったし、レースも序盤は5~6をいい感じに追走できているように見えましたが、3~4コーナーの中間からズルズル後退。

故障でもないようだし、審議にもならなかったので、力尽きたということなんでしょうか?

不可解ではありますが、12着に敗退。

4R(未勝利芝1800m)のゲストテーブルも序盤は先行集団の後ろでいい感じに見えましたが、3コーナー辺りで手応えをなくし15着。

7R(500万芝1200m)のプレゼンスブルーも積極的に押して出て行き3番手も、同じく3コーナー辺りからズルズル後退の殿16着。

8R(500万芝1800m)のナイトインブラックは思い切ってハナに行き、直線の入口までギリギリ先頭をキープしました。

ラスト100mで力尽きて13着も、こういう競馬ができたのは収穫です。

12R(500万芝2000m)のダッシングブルーも積極的に出て行き、ロードグリッターとの先行争いを譲る形で2番手。

しかし、重馬場で前半1000m60・4秒は早過ぎるし、特に両馬が競り合った2F目の11・2秒は相当消耗したことでしょう。

ロードグリッターは14着、ダッシングブルーは15着に沈みました。

日曜日は6R(500万ダート1700m)から登場し、前走で2着していたコルヌコピアということで、勝機もあるかと思われましたが、後方から直線脚を伸ばすも6着でした。

8R(500万ダート1150m)のハヤブサゲッツは、2番手集団の一角で手応え上々。

4コーナーを回ったときには、「もらったかな」と思いましたが、直線は内にササって全く追えず15着に敗退してしまいました。

9R(500万芝1200m)リルティングインクは、コルヌコピア、ハヤブサゲッツに比べると、やや上位争いは難しそうな感じでしたが、道中は6番手の内をリラックスして追走しているように見えました。

そして直線、内からしぶとく伸びて混線の2着争いの末、3着。

藤田騎手としては、手応えを感じることのできたレースになったのではないでしょうか。

土曜日の東京メイン『東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳G3芝1800m)』はクビ差2着スワーヴリチャード、ハナ差3着ムーヴザワールドの接戦をブレスジャーニーが制しました。

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マイネルエパティカがハナを切って前半1000m60・6秒。

少し渋った馬場を考えると、ややオーバーペースだったかも知れません。

上位3頭は後方並んで6、7、8番手。

3コーナー過ぎからスワーヴリチャードと、ムーヴザワールドが外に出して進出を開始しましたが、ブレスジャーニーは直線に向くまで内で我慢し、直線で余裕を持って外に持ち出して、ゴール前の激しい叩き合いを制しました。

前走同様、着差以上に底力を感じさせるレース振りだし、生産牧場で悲しいことがあった馬ですからね、これからも応援したいと思います。

2着のスワーヴリチャードも最後までしぶとく伸びているし、3着ムーヴザワールドも一瞬の脚では負けていないと思います。

そして、日曜日は京都競馬場で行われる今年最後のGⅠ『マイルチャンピオンシップ(GⅠ芝1600m)』が行われ、ミッキーアイルの浜中俊騎手が前半半マイル46・1秒の絶妙なペースに持ち込み逃げ切り勝ち。

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もちろん、馬に力がなければ残せないペースなのですが、一杯、一杯になりながら最後まで頑張りました。

ゴール前で外に寄れて浜中騎手は開催8日間の騎乗停止処分となってしまいましたが、右ムチを入れてのことですから仕方ないですね。

特に武豊騎手のディサイファはトモを落として転倒寸前でした。

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2着には、不利を受けずに追えたイスラボニータが入りました。

なかなか勝ちきれないのですが、やっぱり底力がありますね。

ただ、馬場の発表は“良”でしたが、3Rまで“やや重”でしたので、芝の下の緩みがこの馬の切れ味を若干奪っていたのかも知れません。

3着のネオリアリズムは、2番手追走から粘り込む格好での好走になりましたが、鞍上のムーア騎手は昨秋も同馬に騎乗しているのですが、その時は後方から直線一気で勝っています。

こういう自在性が、世界最高レベルのジョッキーの真骨頂なのでしょう。

一昨年の優勝馬ダノンシャークも、14番人気の低評価ながら見せ場十分の4着。

GⅠ1勝の実績では、なかなか種牡馬としての道は明るくはないと思いますが、8歳になってのこの頑張りは種牡馬としてよりも、ブルードメアサイヤー(母の父)として底力を伝えてくれるのではないでしょうか。

そして、1番人気ながら5着に敗れてしまったサトノアラジンは、直線の不利が痛かったですねぇ…。

裁決の結果は以下の通りでした。

「最後の直線コースで、16番ミッキーアイルが外側に斜行したため15番ネオリアリズム、2番サトノアラジン、1番ディサイファおよび6番ダノンシャークの進路が狭くなりましたが、その影響がなければ15番、2番、1番および6番が16番より先に入線したとは認めなかったため、到達順位通り確定しました。

この件について、16番ミッキーアイルの騎手浜中俊を2016年11月26日(土)から2016年12月18日(日)まで23日間の騎乗停止としました。」

しかし、川田騎手にとっては悔しくてしょうがない結果だったでしょう。

勝った浜中騎手も終始笑顔はなく、少し後味に悪いレースになってしまいました。

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