有馬記念ウィーク特別企画 史上最大のクリスマスショー(3)

6回戦【電撃の6F決戦 芝1200m】

さぁ、4250mの長丁場の次は、電撃の6F戦です。

東軍ゲートから飛び出したのは、サクラバクシンオーと小島太。

これを追って西軍ゲートからは、おぉ!ニホンピロウイナーと南井克己です。

ニホンピロウイナーというと、“マイラー”というイメージがありますが…。

「マイルチャンピオンシップ連覇と、安田記念を勝ってるからね。どうしてもマイラーって思われがちだけど、本来はこの馬はスプリンター。スプリンターなんだけど、マイルも守備範囲だったんだよね」(イザイケ脩五郎)。

「同感ですね。この馬の本当の強さが発揮されるのは、この距離でしょうねぇ」(大河原慶次郎)。

そぉですかぁ…っと言ってる間に、早くも二頭が直線コースに向いています!

速い!速い!サクラバクシンオーが3馬身リード!

残り200を切って黒い弾丸が飛んできた!

南井が声を出しながら追う!

ニホンピロウイナーの末脚が炸裂!

しかし、バクシンオーも二枚腰!

遮二無二押す小島太!

1馬身のリードを保ってサクラバクシンオー先頭ゴール!

7回戦【ダート王決定戦 ダート2400m】

あっ、ここでナイター照明が点灯されました。

中央競馬では滅多に見ることのない光景ですが、このシチュエーションがよく似合う二頭が現れました。

東軍代表ホクトベガ、西軍代表カネヒキリです。

南十字星の下で輝く星と化した東の一等星ホクトベガが、中山のダートを小気味よく蹴り上げています。

鞍上には、当時スポーツ紙に感動的な手記を寄せた横山典弘。

一方のカネヒキリは2005年、2008年の最優秀ダートホースで、長きに渡りダート界に君臨しました。

また、同期のディープインパクトと同一馬主で、鞍上も同じく武豊騎手であったため、“砂のディープインパクト”などと呼ばれたこともありましたが、今回は福永祐一騎手と初めてコンビ組みます。

ホクトベガ、カネヒキリがほとんど並んで一周目のスタンド前に入ってきました。

この距離の2400mですが、こちらはどうでしょう?

「カネヒキリはお父さんフジキセキでしょ?どうでしょう、ちょっと長いんじゃないですか」(大河原慶次郎)。

ホクトベガの方は?

「全く問題ないでしょうね、えぇ」(大河原慶次郎)。

「ホクトベガの方は、川崎でダート2400mのダイオライト記念を快勝しているし、中央で芝2400mのGⅠエリザベス女王杯を勝ってるからね。断然有利でしょう」(イザイケ脩五郎)。

さぁ、…と言うことですが、向こう正面、両騎手が互いの脚色を窺っている模様です。

3コーナーのカーブで、カネヒキリが先頭を窺います。

あぁ、しかしホクトベガ、譲りません。

横山典弘の口元が少し緩んでいるようにも見えます。

福永、強気にもう一度アタックしますが…あぁ、ここもブロック。

4コーナーのカーブ、福永祐一の顔に焦りの表情が浮かびます。

直線の入り口でホクトベガがスパートに入ります!

これにカネヒキリ懸命について行きます。

ホクトベガが引き離す!

カネヒキリが追いすがる!

しかし、ホクトベガが3馬身、4馬身とリードを広げて今ゴール!

8回戦【女王の座を懸けて 芝2200m】

リードする東軍は、90年代を代表する“女傑”から“女傑”へ。

ホクトベガから襷を受けたのはヒシアマゾンです!

三冠馬ナリタブライアンに真っ向勝負を挑んだ1994年の有馬記念はいまなお語り継がれ、ウオッカ、ダイワスカーレットを見た今でも、「最強牝馬はヒシアマゾンである」と言わしめるだけの、強烈なインパクトを与えました。

対する西軍は、そのダイワスカーレットで巻き返しを図ります。

正面スタンド前から第1コーナーへ向けて、この辺りはさすがに速いダイワスカーレット。

あっと言う間に先手を奪い、リードを2馬身ほど取って向こう正面へと入ってまいります。

この展開はどうでしょう?イザイケ先生。

「うん。ヒシアマゾンの中館(英二)さんも、ダイワスカーレットの安藤(勝己)さんも、イメージ通りなんじゃないかなぁ。やっぱりダイワスカーレットの持ち味は先行力で、ヒシアマゾンは終いの切れだからね」(イザイケ脩五郎)。

大河原さんも同じ見解でよろしいでしょうか?

「そうですね。展開はまぁ、こうなるでしょう。ただ、ヒシアマゾンの方はあまり気持ちよく行かせたらダメですよ、ダイワスカーレットに」(大河原慶次郎)。

それは、早めに仕掛けた方が良いと言うことですか?

「早めに仕掛けると言うことではないですよ。後ろから十分にプレッシャーをかけて、自分の走りをさせないようにすることですね、えぇ」(大河原慶次郎)。

なるほどぉ。

…と言うことですが、どうでしょう?この辺りダイワスカーレットがやや掛かり気味か?

十分に脚を溜めたい安藤勝己と、少しでもリードを取っておきたいダイワスカーレットとの間で、やや折り合いを欠いているようにも見えます。

3~4コーナーの中間点、ヒシアマゾンと中館英二は絶好の手応えでダイワスカーレットの直後に付けています。

ここで堪らずダイワスカーレットがスパートをかけます!

再びリードが2馬身、3馬身と広がった!

中館もステッキを抜いた…そして、追い出しにかかる。

漆黒の馬体がカクテル光線に照らされてはじけ飛ぶ!

200を切った!

ダイワスカーレットが粘っている!

ヒシアマゾンが差を詰める!

馬体が合った!

馬体が合った!

しかし、ここから強いダイワスカーレットですが…あぁ…道中でのロスがここに来て響いたか?

ヒシアマゾンが2馬身半ほど突き放したところでゴール!

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