ゴールドシップお疲れさまでした

今年の有馬記念を勝ったのはゴールドアクターと吉田隼人騎手でした

ゴールドアクターはこれで4連勝となりましたが、やや地味なイメージがあったのは否めませんが、距離適正という点では一番あったかも知れませんね。
スローペースの3番手から抜け出し、人馬ともに初めてのG1制覇となりました。

吉田隼人騎手は2004年にテビューし、3年目に60勝を挙げると、その後も順調に勝ち星を積み重ねて来ましたが、なかなかこれといったお手馬(いつも騎乗させてもらえる特定の競走馬)に恵まれませんでした。
今年の重賞勝ちも、同じくゴールドアクターとのコンビで制したアルゼンチン共和国杯と、今回との二つに止まっています。
この勝利を契機に、来年は人馬ともに飛躍の一年にして欲しいですね。

一方、ゴールドシップはラストランを飾ることはできませんでしたが、殿(しんがり=一番後ろ)から向正面(スタンド前の直線コースの対面)から一気にマクって(アウトコースからグングン順位を上げて行くこと)行き、場内を大いに沸かせてくれました。
一瞬「もしや」と思いましたが、4コーナーの手前で脚がなくなっていましたね(さらに伸びるだけの余力)。
でもまぁ、“今の”彼の力ではあれが精一杯だったと思います。
寂しく思うかも知れませんが、何事も諸行無常(しょぎょうむじょう=どんなこともそのままの状態は続かない)です。

そんなことより、レース後に行われた引退式での、内田博幸騎手の嗚咽にもらってしまいました。
でも、泣けるほどの馬に出逢えたウチパクさん、そんな騎手に出逢えたゴールドシップ、ともに幸せ者だと思います。
ウチパクさんには、また早速1月5日から競馬場を沸かして欲しいし、ゴールドシップにはたくさんの個性的な子供たちを世に送り出して欲しいですね。

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