ハンデキャップ
明日の中山競馬場のメインは『中山牝馬ステークス(G3)』です。
このレースは牝馬限定のハンデ戦ということで、各馬が背負う重量に注目です。
ハンデ戦と言うのは、斤量(騎手の体重+錘)に差を付けることにより、実力の差を埋めようというものです。
ですから、今回のメンバーでいうと、トップハンデを背負わされているのがルージュバックですから、この馬が実力№1と見込まれているということになります。
逆に最も軽い斤量で出走できるのはヴィルジニアで、この二頭が同じ斤量で走ればある程度のハプニングがない限りルージュバックが勝つことになるでしょう。
しかし、今回はルージュバックとヴィルジニアの間では6㎏の斤量差があります。
この差が妥当であったかどうかは、レースが終わってみないと分かりません。
ちなみに、各馬の斤量を決めるのはハンデキャッパーと呼ばれる3人のJRA職員の方たちです。
ハンデキャッパーの方たちが目指すのは、出走全馬が1着同着になることだそうです。
まぁ、それは不可能だとしても、ハンデ戦のゴールを映す画面にたくさんの馬が入っているのを見ると、さすが日本のハンデキャッパーは世界一と呼ばれるだけあるなぁ、と思います。
中山牝馬ステークスのゴール映像に一体何頭の馬が入っているか、その辺にも注目してみて下さい。
ちなみに僕のもう一つの楽しみは、この世界一と呼ばれるハンデキャッパーと喧嘩することです(笑)。
それは、独自にハンデを付けてみることです。
そして、「この馬に○○㎏は軽すぎるし、この馬に○○㎏は重すぎる」なんて、楯突くわけです。
僕の選んだ軽すぎる馬は、ヴィルジニア、リーサルウェポン、ハピネスダンサー、レイヌドネージュ。
ちょっと重いんじゃないかなぁ…と思うのは、メイショウスザンナ、ノボリディアーナ、キャットコイン、そして、1番人気が予想されるルージュバックです。
ただ、ルージュバックの場合は、他の馬たちと比較してと言うより、56キロという数字が気になります。
斤量に関して牡馬よりも敏感な牝馬にとって、この56キロというのは結構壁になることがあります。
桜花賞、オークス、秋華賞の牝馬三冠を達成し、ジャパンカップ連覇、さらにドバイに遠征しシーマクラシックを制し、引退レースとなった有馬記念でJRA史上最多タイとなるG17勝を挙げたジェンティルドンナでさえ、56キロを背負ったレースでは5戦して一度も勝つことができませんでしたからね。
相当きついんだと思います。
ルージュバックがゴール前で先頭を争っていたら、どうぞみなさんの声援で後押ししてあげて下さい。