再燃“エンブレム問題”?
明日は阪神競馬場でクラシック第1弾『桜花賞(G1)』が行われます。
主役は勝っても負けても2歳女王のメジャーエンブレムでしょうね。
これまでの戦績は5戦4勝。
4勝の内容はいずれも次元の違いを感じさせるもので、何よりもそれを感じさせるのはパドックです。
見て下さい、この立ち姿。
これが3歳春の牝馬ですか。
こんなの相手にしなければならないなんて、同世代の馬たちが少し気の毒ですね。
唯一の敗戦は、一頭完全に抜け出した処を内外離れた所から差し切られた『アルテミスステークス(G3)』のみ。
あのレースも、馬体を併せる格好になれば押し切れたと思います。
ただ、一頭完全に抜け出した処を内外離れた所から強襲されたら、負ける可能性もあると言うことです。
各々一頭づつ、阪神競馬場の芝外回りコース1600mを走り、走破タイムを競い合ったら99%メジャーエンブレムが勝つでしょう。
しかし、競馬は18頭が一斉に走ります。
何が起こるか分かりません。
スタート直後にソルヴェイグが外に、ビービーバーレルが内に寄れて、間に挟まれたメジャーエンブレムが後方からの競馬を強いられるかも知れません。
キャンディバローズ、アッラサルーテらに執拗に絡まれ、冷静さを失ってしまうかも知れません。
あるいは、メジャーエンブレム自身が走る気をなくしたり、体調が整わなかったり、出遅れたりするかも知れません。
能力が断然なのは誰もが認めるところ。
しかし、“エンブレム”だけに、すんなりとは決まらないかも知れませんよ。
チューリップ賞の1、2着馬、シンハライトとジュエラーが打倒メジャーエンブレムの筆頭に挙げられているようですが、シンハライトの方はここまで無傷の3戦3勝。
無敗の馬というのは、アッサリ下馬評を覆すことがありますからね。
また、今回も余り人気にはならないと思いますが、実際にメジャーエンブレムを負かしているデンコウアンジュも、道中力まずにしっかり脚を溜められれば大仕事もありえると思います。
そして、今日は中山競馬場で藤田七菜子騎手が9鞍に騎乗するということです。
3RのナナパンチでJRA初勝利なら、出来すぎでしょうか。
1Rのトーアノタメニも、2Rのスーパーラビットも勝てる可能性はありますからね。
一戦、一戦、大事に乗る彼女のことですから、今週はいい結果が出ると思います。