失礼しました
前回、馬体重についてお話させて頂いたので、今週末の大一番『エリザベス女王杯(牝G1)芝2200』は馬体重に注目してみようと思います。
アスカビレンは8㎏以上の体重変動が7回もありますが、減っても増えてもそんなに競走成績に影響は見られないので、ここも大きく増えない限り問題ないでしょう。
ウインプリメーラは増減の少ないタイプですが、前走2カ月振りのレースで8㎏減でしたので、今回は微増が理想です。
クイーンズリングは前走4カ月振りで4㎏減。
ここで大きく身体が減るようなら、前走のダメージが心配ですが、増える分には10㎏以上増えても問題ないと思います。
シャルルーは昨年の暮れから、ずっと身体が増え続けています。
それは体調がいい証拠なので、全く問題ないのですが、レースで好成績を残すためには460㎏以下に仕上げたいです。
シュンドルボンは前走14㎏増も、前々走で10㎏減でしたので、戻したと考えていいでしょう。
大一番を前に500㎏を切ってくるような楽しみです。
シングウィズジョイはコンスタントに使えないのが難ですので、ここは次に向けて微減が理想です。
タッチングスピーチは4カ月半振りの実戦ですから、次に向けて増えていた方がいいですね。
デンコウアンジュは前々走4カ月振り8㎏増で使われて、さらに前走2㎏増ということで体調の良さがうかがえます。
ここで4~8㎏くらい絞れてきたら面白いと思います。
パールコードはデビュー戦以降、5戦して4回、10㎏以上の増減を記録しており、どのくらいがベスト体重か推し量りにくいのですが、前走G1で2着していますから、前走の508㎏くらいがいいのだと思います。
2㎏増で出てきてくれるのが理想かな。
ヒルノマテーラは間隔が開いたレースで大幅に増やすこともありましたが、近走は460㎏台で安定しています。
前走4カ月半振りを叩かれ、2㎏以内の増減なら力を発揮できると思います。
プリメラアスールは3歳時には大きな増減もありましたが、ここのところは490~496㎏で安定しています。
ここも大きな増減がなければいいと思います。
プロレタリアトは長期休養明けで12㎏増ということもありましたが、使われつつ徐々に減る傾向にあります。
元々、あまり馬格のある方ではないので、そろそろプラス体重にしたいですね。
マキシマムドパリは3歳時はクラシックを意識して、470㎏でデビューしながら、夏前には442㎏にまで減ってしまいましたが、夏場を休養に当て、466㎏にまで回復し、以後は450~460㎏で安定。
久々を2度叩かれ、少し絞れてきたら勝負気配です。
マリアライトは以前は使い減りするタイプでしたが、昨秋本格化して以降は安定。
昨年は6番人気でこのレースを制していますが、今年は春のグランプリ(『宝塚記念(G1)』)を制して堂々の参戦。
久々を叩かれ、435㎏くらいがベター。
ミッキークイーンは6カ月振りの実戦ということで、割引は必要だと思いますが、G12勝の底力は侮れないし、久々でも走るタイプ。
430㎏台ならみっともない競馬にはならないでしょう。
メイショウマンボは500㎏台で走っていたこともある大型馬で、馬体重の増減も大きいタイプです。
前走で12㎏減らしているので、ここは微増が理想でしょう。
…と、エリザベス女王杯の最終登録馬を一頭ずつ見てきましたが、途中から「失敗したなぁ…」と、思っていました。
考えたら、コレ、牝馬のレースですもんね。
「増えた」だの「減った」だの、失礼しました。
とにもかくにも、みんなが力を出し切れる、いいレースが見たいですね。