怜ちゃんとばんば

昨日9月10日、『第16回ポニーばんば富良野大会』をトレッキングサポート遊馬にて開催させていただきました。

今年も大勢の人馬に参加いただき、熱い闘いが繰り広げられました。

また、今年はポニーだけでなく、一般馬の番組も組まれ、迫力満点の力比べを披露してくれました。

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毎年、富良野大会に参加して下さる方もいれば、3年振り、5年振り、10年振りに見えた方もいらっしゃいました。

かつては毎年見えていたのに、近年すっかり見えなくなった方たちも大勢います。

こうした様々な出会い、再会、別れ、などを日々の生活のなかで何となくやり過ごしているのでしょうね。

僕自身も第1回大会から、第4回大会まで、(ジェロム)レバッチという馬で参加させて頂いていました。

デビュー戦となった第1回大会は、スタートすらできなかったレバッチでしたが、本当に真面目な馬で、ばんばに対する経験も知識も皆無の僕を信じて付いてきてくれ、第2回大会で三流、軽重量で優勝してくれました。

そんな彼の絵を贈って下さった今井優美子(旧姓・出町)さんに、12年振りにお目にかかることができました。

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他にもたくさんの奇跡が、偶然を装って笑顔を生んでいました。

体調不良を理由に第14回大会を最後に遊馬を退職した佐藤怜さんが、去る8月19日に他界されました(享年40)。

早いですよね。

早過ぎます。

でも、AKB48の歌ではありませんが、人生の価値というのは、“どれだけ長く生きたか”ではなく、定められた命を“どう生きたか”です。

私たちは彼女の人生の全てを知っているわけではありません。

しかし、ここで過ごした彼女の毎日は、確かに輝いていました。

その光に照らされながら、これからもトレッキングサポート遊馬は精進してまいります。

昨日も特等席からばんばを楽しんでいた、彼女の笑顔を曇らせないために…。

怜ちゃん、ありがとう。

じゃあね、また会える日を楽しみにしています。

ありがとう。

(合掌)

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